私たちについて

原発事故は
私たちから大切なものをすべて奪って行った
福島で過ごしたすべてを、

これから過ごすはずだったすべてを
10年経っても涙が止まらない
私たちはもう一度立ち上がる
これからを生きるすべての人の未来のために
手放したくない私たちの権利のために
大人としての責任を背負って

原発事故損害賠償請求訴訟愛知岐阜の裁判にお心をお寄せくださいました皆様へ

 いつも福島第一原発事故の被害と避難者に心を寄せてくださり、ありがとうございます。
愛知・岐阜に避難してきた避難者が国と東電を相手に訴えました裁判の地裁判決(2019年8月2日)では、国の責任を認めないという不当判決が言い渡されました。東電側も控訴をしてきましたが、避難者側も控訴しました。控訴審をたたかうにあたり、避難者(原告)側の体制を変更いたしました。ここにてご報告させて頂きます。

 第一審は43世帯130人の避難者にてたたかってきました。そのうち7世帯23人が、2019年9月29日に新しく原告団を結成しました。弁護団も一審段階の弁護団と別途、新しい弁護団を結成し、【”だまっちゃおれん”原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜】(通称:だまっちゃおれん訴訟)として控訴審をたたかっていきます。

 私たち23人の避難者も、福島第一原発事故によって私たち自身が受けた被害の責任を国と東電に対して求めています。
それにとどまらず、もう二度と同じような原発事故によって被害を受ける方を出したくないとの思いから、脱原発を強く日本社会へ訴えていきたいと考えています。
 また、福島第一原発事故によって福島県内外へ放出された放射性物質のために被曝することを避ける権利(避難、保養、医療措置など)や、現在もなお強制的に被曝を余儀なくされている住民の被害回復の権利を、日本社会に確立していきたいと考えています。

 私たちの思いを実現していくためには、控訴審において国と東電の責任をしっかり認めさせる判決を得ることが必要です。それに加え、法廷の外でも、避難者として日本社会へ声を上げていかなければなりません。そのために、私たち23人は、新しく原告団を結成し、控訴審は第一審とは異なる体制で裁判をたたかっていくことを決意しました。

 同じ名古屋高裁に2つの避難者裁判が同時期に係属することになります。みなさまからは避難者同士の分断をあおる行為ではないかとのご批判もあるかもしれません。ですが、ともに第一審を行ってきた原告の中には、国・東電への要求は法廷の中だけにとどめ、裁判を社会化することなくできる限りひっそりと裁判を進めたいと希望する方もいます。私達は、そのような避難者の意向が尊重されることも大切にしたいと考えています。そのため、苦渋の決断ではありましたが、志を同じくする原告7世帯・23名で分離し、控訴審をたたかう新しい体制をつくりました。

 【”だまっちゃおれん”原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜】(通称:だまっちゃおれん訴訟)は被曝防護・脱原発・被曝を避ける権利をしっかりと掲げ、控訴審をたたかい抜き、国の責任を正面から認めさせる判断を勝ち取りたいと思います。
 是非ともこれから共に控訴審をたたかっていく愛知岐阜の2つの裁判、どちらもご支援・ご協力いただけますよう、原告として心よりお願い申し上げます。
                             
だまっちゃおれん
原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜原告団
団長 岡本早苗

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